家紋を探る 遊び心と和のデザイン 森本景一著

家紋を探る 遊び心と和のデザイン 森本景一著

家紋の始まりは平安時代の後期。貴族が自分の持ち物に好みの文様をつけて区別したところにその源流がある。鎌倉時代には遠目に敵味方を区別できるところから武士にも浸透。戦場での明快さを求めシンプルで大胆なデザインの多い武士の家紋に対し、貴族の家紋は複雑で繊細なものが多い。こうして考え出された文様に、江戸の人々は洒落と遊び心を込め洗練されたバリエーションを作り出し、それが伝えられ現代に至る。

著者は染色補正という生業を通して家紋に興味を持ち、仕事の傍ら研究を続けている。曰(いわ)く「家紋は和のデザインの到達点」。身近にふれることの少なくなった家紋の歴史や図柄の謎など、その魅力をわかりやすく解き明かす。

平凡社新書 798円

・Amazonで見る
・楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 本当に強い大学
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT