もしも老子に出会ったら 山田史生著

もしも老子に出会ったら 山田史生著

「これが道だと思うような道はほんとうの道ではない」。これは中国の古典『老子』の出だしの現代語訳だ。中国思想の研究者の著者は若いころ「それが言葉だとはわかるが、頭の中を素通りしていく」と難解さに困惑したが、数えで50歳になり「わからないが面白い」と思うようになった。

少女が学校の帰り道に、なぜか原っぱで寝ていた老子と出会う。そこで家庭崩壊、貧困、争い、欲望などの現代の問題について語り合い、老子が「言うであろう」言葉で紹介する。数々の味わい深い言葉が、「足るを知るほうが楽だったりする」「あえて無限小の力でやり続ける」「意志の弱さをつらぬく強い意志をもつ」など、著者の流儀で読まれてよみがえる。

光文社新書 798円

・Amazonで見る
・楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 内田衛の日々是投資
  • 「合法薬物依存」の深い闇
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ビジネスマンのための<br>世界史&宗教

世界を深く知るには、歴史と宗教の知識が不可欠です。複雑化するビジネスの羅針盤を、よりすぐりの専門家が伝授します。「四大文明」という概念は否定されているなどの新常識、3大宗教の基本、世界史ベストブックスの超解説などが満載です。