「色あせない卒業アルバム」を作りませんか

ドコモの支援プログラムに集まるスタートアップ②

太田祥平社長

ドコモのベンチャー支援プログラム「イノベーションビレッジ」。その2期生として選ばれたのは6チームある。

今回、各チームの戦略を分析していくわけだが、2社目に取り上げるのが、電子卒業アルバムアプリ「えがおの本」を開発中のえがおの株式会社。太田祥平社長は出版社出身の40歳。6チームの中では、最年長の起業家だ。

「卒業アルバムをアプリ化して、スマホやタブレットでいつでも、どこでも見ることができる。自由にカスタマイズもできる」

これが「えがおの本」のコンセプト。アプリを操作することでプリント写真を購入することもできるしフォトブックの注文も可能だ。自分の子供の写真だけを選んでオリジナルアルバムを作ることだってできてしまう。写真データはクラウド上に保存しているため、災害などで端末やプリントを紛失した場合にも、大切な思い出を失うことはない。

3・11を機に起業を決めた

起業のきっかけは、東日本大震災。連日、被災地の惨状が伝えられる中、目に止まったのは、がれきとともに泥にまみれたアルバムだった。「子供の命だけでなくアルバムまで失ったら、子供が生きていた痕跡が消えてしまう」。太田社長は出版社の編集者として、ヨガ関連本やヘアカタログなど、さまざまな本に携わってきたのだが、「今は本を作っている場合じゃない」。

次ページ家族アルバムを作成
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 岐路に立つ日本の財政
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
人気の動画
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
飲食業界、失敗する店と成功する店の決定的な差
飲食業界、失敗する店と成功する店の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT