元ユニクロ社員が熱望した「褒める社内SNS」 ドコモの支援プログラムに集まるスタートアップ⑤

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早稲田大学MBAコースで知り合った今西良光CEO(左)と飯尾礼治COOが共同で創業した。本社も、西早稲田の早稲田大学インキュベーションセンター内にある。 撮影:梅谷秀司

NTTドコモのベンチャー支援プログラム「イノベーションビレッジ」。2期生として選ばれた6チームのCEOは、どのようなビジネスを構想しているのか。今回、取り上げるのは「wizpra(ウィズプラ)」(東京都、20133月設立)だ。CEOを務める今西良光氏は新卒後に日立製作所に入社、その後、転職しファーストリテイリングで現場のマネジメントを担当した。この経験を基に、早稲田大学MBA在学中に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券出身の飯尾礼治COOと共同で創業したのが、ウィズプラ。従業員の満足度と組織の生産性向上を目指す、ほめる社内SNSPozica(ポジカ)」を開発中だ。

ポジティブカードを送りあう

ポジカはポジティブカードの略。主に店舗などの拠点を構えるサービス業を対象に、スマホを使って、アルバイトやパートを含めた従業員同士のコミュニケーションを促すサービスだ。スタッフは「ありがとう」「さすが」「連絡」「カイゼン」といったカテゴリを選び、全員が閲覧できるタイムライン上にメッセージカードを投稿する。「今のお客様への対応、とても丁寧でした」、「○○売り場の陳列がすばらしいです」といったサービスの事例をはじめ、「さっきは手伝ってくれてありがとう」といった感謝のメッセージなどを投稿する。

サービス名の通り、投稿されるのはポジティブなメッセージのみ。投稿を目にしたスタッフは「いいね」ボタンで応援できる。社員のモチベーションを高めるためのゲーミフィケーションの1種だ。

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