「ミンティア」を支持する人が急速に増えた事情 小売りの店頭で目立つタブレット菓子の魅力
「リフレッシュ意識の変化」とはどういうことか。
「オフィスでの働き方を調べると、短時間の『メリハリのあるリフレッシュ』と、作業・仕事をしながら席を立たない『ながらリフレッシュ』に分かれているのを感じます。そこでミンティアは、前者を小粒、後者は大粒の商品ラインナップで訴求しています」(同)
「働き方改革」への対応で、残業を規制する職場も増えた。一方、定時で仕事を終えるために作業に没頭し、昼食とトイレ以外は数分の休憩すら取らない人も目立つ。そうした人の気分転換となるように訴求しているという。
会議や学校でも「許される存在」
「携帯性があり、手軽な錠菓は、例えば社内会議の途中で口に入れても、失礼にならない一面もあります」
食品新聞・北阪氏のこうした指摘は興味深い。実は、アサヒグループ食品・大津氏も次のような話をしていた。
「10代の学生でもミンティアを支持してくれる人はいます。味の選び方は、好みやシーンに応じて変わるようです。友達と楽しみたいときはフルーツ系やカルピス味。テスト前や受験勉強では強刺激のドライハードを眠気覚ましとして選ぶ人も。実はミンティアは、『高校に持っていっても怒られないお菓子』と聞くこともあります」
社風や校風にもよるだろうが、会議の最中や高校の教室でも「許される存在」というのは興味深い。確かに、飴やガムよりも錠菓は“抵抗感が低い”一面はありそうだ。
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