「依存を自覚できない人」が何とも危うい理由

スマホへ異常に没頭する人と抜け出す人の差

「嫌なことを忘れるために飲む」は危険

ゲームに依存していた彼を救ったのは「思わぬキッカケ」でした。それはある日突然のことでした。彼は、高熱で寝込んでしまうのです。このときばかりはゲームをやる気力すらありませんでした。そして、熱が下がった後にゲームをやろうとしたら「楽しめなくなって」いました。もともとやめたかったので、数日間「やらない」ことで冷静になれたのです。

プチ依存の方に注意してほしいことは、自分が「やめられないこと」が、“楽しくてやっている”のか、“嫌なことから逃れたくてやっている”のか、ということです。

例えばお酒を習慣的に飲む人は、ご自身を振り返ってみてください。それは「楽しくて飲んでいるお酒」でしょうか? 「嫌なことを忘れるためのお酒」でしょうか? 両者では、後者のほうがアルコール依存症になる可能性は圧倒的に高くなります。

現実で嫌なことがあってそれを忘れるために飲んでいる人は、酔っている間は嫌なことを忘れられますが、酔いが覚めてくるとまたそれに向き合わなければいけません。お酒を飲んでも現実は変わらないから、現実と向き合いたくないために、また飲んでしまう……ということを繰り返してしまうのです。

これはお酒に限ったことではなく、ネットでも同じです。「仕事が嫌で」「勉強が嫌で」ついネットサーフィンやゲームで気晴らしをする習慣が身についてしまうと、最終的には社会生活に影響を及ぼす“沼”にハマってしまう可能性もあるのです。マンガの彼も「人間関係や勉強が嫌で」どんどんゲームの“沼”にハマっていきました。

次に紹介するのはアルコール依存症になった女性の話です。彼女は大学時代からお酒を飲み始め、社会人になるとお酒がやめられなくなり、とうとう朝から会社を行くふりして公園に行き、ベロベロになるまで飲むようになりました。

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