「若者に逃げられる会社」が知らない4つの視点 会社の位置づけはかつてから変わっている

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コーナーストーンオンデマンドでもリーダーボードという機能でバッジ表彰を人材ハブのページで行っています。弊社では、どれだけ自主的に学習コースを履修したかということも奨励しているので、他者からのフィードバックだけでなく、自主学習時間も考慮したアルゴリズムによりポイントが加算されており、これをチームや部門での上位10名をデジタル表彰しています。

最新のテクノロジーで学習をしたい

4.最新のテクノロジーで成長を促す機会を提供する

いまどきの若者にとっては、テクノロジーの導入が進んでいるか否かも重大な関心事です。最新のテクノロジーを企業が取り入れていれば、それを自在に使えること自体が楽しみでもあります。

また、能力開発のための学習管理システムを取り入れれば、社員のエンゲージメントが50%向上するとの調査データもあります。オンライントレーニングのあり方も、今やその人にあった学習教材をAIが判断し自動的に推奨してくれたりします。

さらにゲーム感覚で学べる教材や、eBookや動画、ポッドキャストなど、短期集中で勉強できるマイクロラーニング向けの教材もあり、社員が自ら成長の機会を見つけやすく、また継続して自分のペースで自由に学べるようになってきています。

自動化やデジタル化はあらゆる方面で進んでいますが、学習においても、新しいテクノロジーで自分の弱みや好みを可視化しいろんな学びができるのは、成長したい若者にはとても魅力的です。

社員のキャリアアップにかけるコストを惜しまず、テクノロジーも取り入れたスマートな人材育成戦略を実践することは、すなわち「われわれはあなたたちの成長と能力開発を非常に重視していますよ」というメッセージを社員に伝えることです。

それは、上辺だけの言葉より何倍も説得力のある方法なのです。成長に重きを置くいまどきの若者たちも「この会社は自分の将来のためにこれだけ投資してくれているのだ」と実感できれば、仕事の満足感も高まり、組織の屋台骨を担う戦力として長く活躍してくれるに違いありません。

小谷 敦子 コーナーストーンオンデマンド マーケティングシニアディレクター

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こたに あつこ / Atsuko Kotani

日本ではまだ根付いていないタレントマネジメント(人材マネジメント)の市場をつくるべく、コーナーストーン社でマーケティングを統括。外資系IT業界でのマーケティングやコミュニケーション、コンサルティング分野での20年にわたる経験を持つ。

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