「マルチタスク」での仕事が極めて非効率な理由

アスリート並みに集中するための4つの方法

1つのことに集中するシングルタスク。その究極の形が「ゾーン」や「フロー」と呼ばれている状態です。スポーツの話題などで聞いたことのある方も多いことでしょう。

ゾーンに入った状態では、一切の雑念がなくなり、対象に意識が集中しています。とはいえ、一所懸命に対象に注意を向けようとしているのではありません。自然と注意が向いている、言わば、自分と対象とが一体化した状態になっています。

このため、情報処理の精度も高く、頭の回転が速くなったように感じられます。視野は狭くならず、自分自身も含めて状況を広く捉えられています。仕事がはかどるのも当然です。

ポイント1:ルーチン

いつでもこの状態に入れれば理想的ですが、「ゾーンに入れ」と言われたり、自分に言い聞かせたところで入れるものでもありません。ただ、ゾーンに入りやすい条件や方法はあります。

ここからは、その具体的な方法について4つのポイントに分けて詳しく解説していきます。

先ほどお伝えしたように、ゾーン・フローが注目されだしたのはスポーツの分野からです。さまざまな研究により、多くの一流選手がこの状態を活用していることがわかっています。

そして、ゾーン・フローに入るためにアスリートが行っていることとして注目されているのが「ルーチン」と呼ばれる、一連の決まった行動です。

これは、その行動をする中で自分が集中できる世界に入っていく、いわば「脳のプログラミング」です。先日、現役を引退したイチロー元選手のバッティング前の一連の動作も、ルーチンの1つです。

ルーチンはちょっとした動作で十分です。図の例を参考に、ぜひ自分に合ったルーチンを見つけてみてください。

次ページポイント2:集中しやすい環境づくり
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