皮膚科医が勧める「見た目が若くなる」食品5選 「腸活スーパーフード」で、外見力が上がる

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最後のスーパーフードは、いまやアメリカで空前のブームになっている「抹茶」です。

【5】アメリカでも大人気「抹茶」

抹茶のお菓子は日本でも人気がありますが、アメリカでの人気はとても高いです。ロサンゼルス滞在中、よくリトル・トーキョーや日系スーパーマーケットで抹茶のお菓子をお土産に買っていくと、同僚にとても喜ばれました。

ご存じのように、抹茶には「カテキン」というポリフェノールが含まれ、非常に強い抗酸化作用をもっています。

また、リラクゼーション効果がある「テアニン」という成分もあります。この「テアニン」には、睡眠を改善させる作用が期待できます。

昔からお茶の一種として親しまれてきた抹茶なので、日本では手軽に購入できます。お菓子だけでなく、抹茶を積極的に食生活に取り入れて、健康増進に役立ててみてください。

「スーパーフード」は「強力な武器」になる

「スーパーフード」という言葉は、そもそも1980年代のアメリカとカナダで使われるようになったのが始まりといわれます。

スーパーフード自体に厳密な定義はないとされていますが、強力な抗酸化作用をもち、バツグンの美肌効果、整腸作用をもつ食べ物を指しています。まさに「見た目」を若返らせるための「強力な武器」となってくれるものです。

最近ではスーパーでも多く見かけるようになり、手軽に購入できるものがどんどん増えてきています。「スーパーフード」をプラスすることで、食生活を少しずつでも改善していけば、「見た目」が若くなる効果が十分に表れる、私はそう確信しています。

小川 徹 皮膚科専門医、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院客員研究員

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おがわ とおる / Toru Ogawa

医学博士。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、ロンドン大学セントトーマス病院など、アメリカ東海岸、同西海岸、イギリスで、これまで豊富な国際経験をもつ。ハーバード大学マサチューセッツ総合病院では、アメリカ専門医学書の分担執筆をしながら、「皮膚とAI」に関するマサチューセッツ工科大学(MIT)との共同研究などに取り組んでいる。アメリカ皮膚科学会(AAD)など、多数の国際学会に所属。欧米をはじめ、アジア、南米、アフリカなどに、グローバルなネットワークをもち、全米最大の日系情報誌「U.S.FrontLine」をはじめとする国内外のメディアでも活躍中。東日本大震災を契機に、「ポジティブ皮膚科学」という概念を提唱している。「ポジティブ皮膚科学」とは人々の心を明るく、気持ちを前向きにできるように、皮膚科学を基軸に心理学や芸術など、ほかの学問領域との結びつきにより、皮膚科学を応用した学術的なコンセプトである。あこがれはマザー・テレサ。

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