毒と薬のひみつ 齋藤勝裕著

毒と薬のひみつ 齋藤勝裕著

薬は時として毒になる。たとえば副作用もなく安全な睡眠薬として世に出たサリドマイドには、初期の妊婦が服用すると催奇形性があり日本でも多くの被害者を出したことは周知のとおりだ。しかし今またサリドマイドはすぐれた抗がん剤、ハンセン病治療薬として注目されている。

名古屋工業大学教授の著者は「薬は常に毒になる機会をうかがっており、毒は薬として名誉挽回の機会を待ち望んで」いるという。毒と薬は分子構造としてはまったく同じもの、つまり使い方ひとつ。薬だからといって安心せず、また毒だからとこわがりすぎず上手に付き合うために必要な知識を、歴史上の逸話などを交えてわかりやすく教えてくれる。

サイエンス・アイ新書  999円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
直撃!公取委の本音<br>杉本委員長が激白

リニア談合に地銀の統合、アマゾンジャパンへの立ち入り検査まで、公正取引委員会が「一喝」を繰り出す場面が増えている。司令塔である杉本和行委員長が語る、国際標準の競争政策。