「中1の勉強」でつまずかないための2つのルール 小学6年生のうちからやっておきたい準備
なぜなら、中学生になり思春期を迎えると、学校の授業を聞かない子が増えるからです。「真面目に授業を聞かないのがカッコいい」と大いなる勘違いをする子までいます。こんな状態でテストの点数が取れると思いますか? 取れたら逆におかしいですよね?
「勉強をしているそぶりを見せないのに成績がいい子」は、まず授業を集中してしっかり聞いています。さらに、自宅などで、正しい勉強法で圧倒的な努力をしています。
親がすべきこと2つ
学校の授業をしっかり聞くために、親がすべきことは、2つです。
まず1つ目は、学校の面談などで毎回決まり文句のように次のことを先生に聞いてください。
「うちの子はちゃんと、集中して授業を聞いているでしょうか? おしゃべりやほかのことなどしてはいませんでしょうか?」
学校の先生が本当のことをおっしゃることを遠慮してしまわぬよう「もしも、授業に集中していないことがあれば、お手数をおかけいたしますが、いつでも教えてくださると助かります」と丁重にお願いしておくのもいいですね。
2つ目は、通知表を見るときは各教科のいちばん上の評価欄をチェックしてください。この評価欄は、小学校・中学校共通で、意欲・関心・態度を表しています。全教科見渡してこの欄の評価がほかの欄に比べて悪くないかどうか、学年が上がるにつれて悪くなっていないかどうか確認してください。不安な評価であれば面談の際に授業での様子を先生に聞くといいでしょう。
また面談で先生に聞いた内容は、お子さんにも伝えてあげてください。お子さんが「お父さん、お母さんは、授業の様子も気にしているんだなぁ」という意識を持つことができたらしめたものです。
一方で、絶対に避けてほしいことがあります。面談やお子さんの話を通じて、先生を悪く言ったりしないでください。子どもに「先生(=大人)の言うことは信用できない」と教えているようなもので、先生はもちろん親の言うことも聞かなくなります。
そういう態度では、先生のほうも「教えたい」と思ってはくださらないでしょう。多少不安があってもお子さんには「先生(=大人)に対する礼儀」をしっかりわきまえさせ、親御さんが、そのお手本を見せてあげてください。
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