“出直しLCC”バニラエアに乗ってみた

及第点のテイクオフ、独自性確立が今後の課題

空港内でこれまでと違った光景が見られたのが手荷物カウンターだ。LCC=預け手荷物有料という概念を覆し、20キログラムまでの荷物が無料で預けられるようになった(一部運賃を除く)。

かつては機内持ち込み可能なサイズ(旧エアアジアでは7キログラムまで)ぎりぎりを機内に持ち込む人が多く、搭乗時の混雑の原因にもなっていた。だが、無料化したことで手荷物を預ける人が多くなり、初便の搭乗はスムーズだった。

搭乗ゲートでも、以前は券を切り取る形であったが、新しい搭乗券ではバーコードを読み取る形に変更された。飛行機に搭乗する前から、旧エアアジアの悪かった点を一掃することを最重要課題として取り組んだことが実感できた。

初便のフライトは可もなく不可もなく

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沖縄行きの初便には、成田市のゆるキャラたちが乗り込んだ(撮影:鳥海高太朗)

初便となるバニラエア801便は、成田空港を6時55分に出発。3時間強のフライトで10時過ぎに那覇空港に到着した。

沖縄までのフライトに実際に搭乗してみて思ったのは、ストレスを感じることもなかったが、特段、驚くような出来事もなかったということ。その理由は、バニラエアならではのオリジナリティが出ていなかったからだ。機内での3時間強は、就航初日ということで機内販売が盛況だった以外は、ほかの航空会社と変わらなかった。

関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーションは、ブランディングを強化し、機体デザイン、機内サービス、異業種とのコラボレーションなど、常に新しいチャレンジをしている姿が消費者を引きつけている。客室乗務員の機内での接客にも親近感があり、再びピーチで旅をしたいと機内で感じる利用者も多い。結果、リピーター需要につながっている。

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