セブン&アイHDが仕掛ける「オムニチャネル」 変化に敏感であれ!鈴木敏文会長兼CEOインタビュー

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既成概念を取り払う

鈴木会長がスタートさせた「セブンイレブン」は40年間進化を続け、日本人の生活に欠かせないものとなった。国内では、11月末現在で1万5992店舗を誇る。販売当初は外で買うことが非常識だとされたおにぎりや、通常価格の約2倍の高級食パンなど、売れ行きを疑問視されるような商品を売り出し、ヒットさせてきた。鈴木会長は、セブンイレブンの進化の秘訣について「世の中が変化すれば、我々も変えていかなければいけない。変化するからチャンスがある」と話す。

2013年のヒット商品には、1斤250円で消費者の心を掴んだ「金の食パン」がある。モノが充足しているなかで、消費者はより美味しいものを欲しているという変化に対応した商品だという。「作る側が勝手に決めているが、コンビニだから高いものを売ってはいけないとは誰も言っていない」。従来の枠に捕らわれないことが大事と強調する。

以前の消費は、ゆっくりと売れて、ピークが来て、ゆっくりと売れなくなる「富士山型」だった。それが、急に売れて、しばらく売れて、急に売れなくなる「茶筒型」となり、今は、ぱっと売れて、すぐに次の商品が出る「ペンシル型」に変化しているという。消費スタイルの変化と並行して、小売り企業に対するニーズも変化している。

多くの小売り企業の首脳が売り場である「現場」を強調するのに対し、鈴木会長は「毎日の変化を感じるだけ。現場に入ることはほとんどない」と話す。次に何を考えているか、鈴木会長に聞いてみた。「次にそういうことが出てくればやればよい。じっと考える、そういう問題ではない」と述べ、あくまで消費者の変化を感じ取るだけと繰り返す。

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