第一三共、一般用医薬品子会社を売却へ 近く入札実施も、買い手はロート製薬など?

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 3月1日、複数の関係者が明らかにしたところによると、第一三共は、一般用医薬品を扱う100%子会社「第一三共ヘルスケア」の売却に向けた検討に入った。写真は同社の本社で2009年7月撮影(2019年 ロイター/Stringer)

[東京 1日 ロイター] - 第一三共 <4568.T>は、一般用医薬品を扱う100%子会社「第一三共ヘルスケア」の売却に向けた検討に入った。ファイナンシャル・アドバイザー(FA)にJPモルガン証券を起用し、近く入札プロセスに入る見通しだ。複数の関係者が1日、明らかにした。

関係者によると、売却は入札方式で進め、買い手を広く募る。近く1次入札を実施する見通しだ。第一三共は売却により「選択と集中」を進め、成長領域として位置づけているがん事業を強化する。

第一三共ヘルスケアは、一般用医薬品や化粧品などを取り扱っており、2018年3月期の売上高は約729億円。買い手候補としては、ロート製薬 <4527.T>などの名前が挙がっている。

第一三共は「現時点決まっていることはない」(広報)としている。

 

(布施太郎、藤田淳子、梅川崇 編集:田巻一彦)

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