週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?

人事部が見る、成績表「5つのポイント」 企業は、成績表で何を計ろうとしているのか?

6分で読める
2/4 PAGES

「具体的には」

「授業の選択基準について教えてください」

という質問に対し、ある学生が、

「単位の取りやすい講義一覧表が学内で配られており、それを参考に履修を決めていました」

と回答したとします。この回答からは、学ぶことへの意識や期待が低そうな印象を受けます。しかし一方で、大学生活を楽しんだり、就活に向けて必要なことを準備したりという目標に対して、時間を有効に活用する、目標志向性の高い印象もあります。

この学生はどちらの傾向が強いのか、この回答だけから判断することはできません。そこで、面接官はさらに突っ込んだ質問をしてきます。

たとえば、

具体的には、単位の取りやすい授業は何%くらいだったのですか?」

という質問が考えられます。単位の取りやすい授業が100%なのか50%なのかで、印象がだいぶ異なるでしょう。やや抽象的な質問から始めて、より具体的に聞き出していくのは、エントリーシートを使った面接の定番テクニックでもあります。

「ほかの授業は」

先ほどの例で、

「単位が取りやすいという基準で選んだ授業は、全体の50%程度です」

と答えた学生に対しては、

ほかの授業は、どのような基準で選択したのですか?」

と質問することができます。

「残りは、自分の将来のためになりそうな授業を選択しました」

と答えが返ってくれば、この学生は目標指向性が高いと判断できるかもしれません。一方、

「面白そうな授業を選択しました」

と答える学生は、興味があることとないことに対する意欲の差が大きい可能性もあります。

次ページが続きます:
【理由を突っ込まれる】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象