iPhoneで「PayPay」をもっとお得に使う裏技 QRコード決済はアプリとの組み合わせが最強

✎ 1〜 ✎ 51 ✎ 52 ✎ 53 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

特筆すべきはその還元率の高さ。Kyashは決済した金額の2%が、キャッシュバックされる仕組みだ。そのままKyashで支払っても十分お得だが、これをQRコード決済と組み合わせると、キャッシュバックやポイント還元を二重取りできる。PayPay、楽天Payのどちらも、通常時は0.5%のポイント還元を行っているため、合算すると2.5%がユーザーに戻ってくる格好だ。

ただし、LINE Payはもともとクレジットカードの直接利用ができず、チャージは現金や銀行口座からのみとなっているため、Kyashにも非対応。また、2月からSuicaへのチャージも還元対象から外れてしまった。このように、2%キャッシュバックの対象は随時変更になる可能性もあるため、Kyashのサイトは小まめにチェックしておくといいだろう。また、Kyashはバーチャルカードで24時間3万円まで、1回3万円まで、1カ月12万円までと利用額に制限もある。これを超えないような、普段使いの決済に利用するようにしたい。

3.各種ポイントカードも忘れずに加算する

Apple PayやQRコード決済を使っていると、忘れがちになってしまうのがポイントカードだ。Tポイント、dポイント、Pontaカード、楽天スーパーポイントといった共通ポイントは、コンビニエンスストアやドラッグストアなど、さまざまな店舗に導入されている。先に挙げたQRコード決済とは、加盟店が重複していることも多い。

ただ、iPhoneで支払っていると、財布を出すのが面倒になり、うっかりポイントカードを出し忘れてしまうこともある。そこでオススメなのが、アプリを使う方法だ。上記に挙げたポイントカードは、いずれもアプリ版が用意されているため、利用時に起動して、レジで読み込んでもらうだけで決済額に応じたポイントが付与される。

Pontaカードをウォレットに登録しておくと、ローソンでのApple Pay利用時にカードを出す必要がなく便利(筆者撮影)

Kyashを登録したPayPayや楽天Payで支払い、さらにポイントカードを提示すれば、ポイントを三重取りできることになる。購買履歴などの個人情報と引き換えにポイントがつけられていることは念頭に置いておいたほうがいいが、毎日貯めていけば、意外と金額も大きくなる。

中でも便利なのが、ローソンでPontaとApple Payを使うケース。PontaカードはアプリからiPhoneのウォレットに登録することができ、レジの端末にタッチするだけでポイントカードが読み取られる。Apple Payで支払うときは、店員に「Apple Payで」と伝えるだけで、Pontaが読み取られたあと、決済が行われるため、ユーザーはiPhoneをかざすだけになり、スムーズな支払いが可能になる。

ローソンだけの限定技だが、3月6日まではポイントが最大4倍になるキャンペーンも行われているため、Apple Payを使っている人はぜひPontaカードも併用するようにしてもらいたい。

石野 純也 ケータイジャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事