「第2のハイテクバブル崩壊」が近づいている? 「アップルショック」は何を告げているのか

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さて、お立合い。今年も懲りずに最後は競馬コーナーである。この週末のシンザン記念は出世レース。昨年このレースを勝ったアーモンドアイは、それから牝馬3冠を次々に制し、ついにはジャパンカップをレコード勝ちして1年を終えている。今年も括目してダイヤの原石を探してみたいところだ。

年明け3歳馬はまだキャリアが少なく、判断材料も不足している。それでも狙ってみたい馬がいる。

シンザン記念の本命はヴァルディゼール

ヴァルディゼールはキャリア1戦のみとはいえ、昨年11月10日の2歳新馬戦の勝ちは目覚ましいものだった。今を時めくロードカナロア産駒で、母父ハーツクライという血統も関心をそそる。

普通だったら、2連勝でこのレースを迎えるアントリューズあたりから流すところだが、このレースの主眼は未来のG1ホースを見出すことにあり。だったらここはヴァルディゼールで「エイヤッ」と単勝で勝負してみたい。

2019年は不透明性の年。とはいえ、「山より大きなイノシシは出ない」ともいう。ありがたいことに、競馬は賭けたカネ以上のものを失うことはない。ここはひとつ、亥年の運試しと行ってみよう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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