宇宙を知る男に学ぶ「宇宙飛行士」になる方法

世界一リアルな話を実際に聞いてみた!

補給船の到着をいつも待ち遠しく感じていたティム・ピーク氏。代わり映えしない食品に新鮮なフルーツが加わるのはありがたかったという(写真:『宇宙飛行士に聞いてみた! 宇宙のリアルな暮らしQ&A』ティム・ピーク著より)
ティム・ピーク氏はイギリス陸軍航空隊所属の軍人であり、宇宙飛行士である。彼が国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在クルーとして船外活動をはじめとするミッションを遂行し、地球へ帰還したのは2016年のことだ。ティム氏の当地での人気は大変なもので、宇宙で撮影した数々の写真をまとめた写真集は大ベストセラーとなった。
本記事では子どもから大人まで、素朴なものから専門的なものまで、寄せられたあらゆる質問に答えたティム・ピーク氏の著書『宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A』の中から2つの質問をご紹介します。

宇宙飛行士になるのに決まった道のりはない

Q どうしたら宇宙飛行士になれますか?

A(ティム氏):すばらしい夢をもっているね。

1960年代、アポロ計画が人類に大いなる飛躍をもたらした。そして今、私たちは宇宙探査の黄金期に入りつつある。これからの数十年間、月への移住や火星着陸、太陽系のより遠くへの探査が期待できる。人類が夢見てきた試みが現実のものになろうとしていて、誰もがこのすばらしい冒険に加わることができるのだ。

1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンが果敢に宇宙に飛び立って以来、37カ国、545人(2015年12月時点)が宇宙に到達している。

宇宙飛行士は人数こそ少ないが、国籍はもちろん、教師、パイロット、エンジニア、科学者、医者など、キャリアやバックグラウンドも広範にわたる。共通点は探検が好きなこと、そして宇宙飛行への情熱だ。もちろん、宇宙飛行士に求められる能力や資質はいろいろあるが、訓練で技量を培えばいい。

宇宙飛行士になるのに決まった道のりはない。

この本を読み終えた時に、現代の宇宙飛行士にとって何が不可欠な資質かが、はっきりわかるだろう。なかには、意外に思うようなこともあるかもしれない。

たとえば英語以外の言葉ができると便利だし、宇宙飛行士になる前になにをしていたかも重要だ。情熱を傾けられることや職業を見つけ、ベストを尽くしていたかが大切なのだ。

言うまでもないが、学校の成績はひとつの目安にすぎない。成功のカギは、やる気と情熱、そして個性と人柄だ。

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