宇宙を知る男に学ぶ「宇宙飛行士」になる方法 世界一リアルな話を実際に聞いてみた!
宇宙飛行士になるのに決まった道のりはない
A(ティム氏):すばらしい夢をもっているね。
1960年代、アポロ計画が人類に大いなる飛躍をもたらした。そして今、私たちは宇宙探査の黄金期に入りつつある。これからの数十年間、月への移住や火星着陸、太陽系のより遠くへの探査が期待できる。人類が夢見てきた試みが現実のものになろうとしていて、誰もがこのすばらしい冒険に加わることができるのだ。
1961年4月12日、ユーリ・ガガーリンが果敢に宇宙に飛び立って以来、37カ国、545人(2015年12月時点)が宇宙に到達している。
宇宙飛行士は人数こそ少ないが、国籍はもちろん、教師、パイロット、エンジニア、科学者、医者など、キャリアやバックグラウンドも広範にわたる。共通点は探検が好きなこと、そして宇宙飛行への情熱だ。もちろん、宇宙飛行士に求められる能力や資質はいろいろあるが、訓練で技量を培えばいい。
宇宙飛行士になるのに決まった道のりはない。
この本を読み終えた時に、現代の宇宙飛行士にとって何が不可欠な資質かが、はっきりわかるだろう。なかには、意外に思うようなこともあるかもしれない。
たとえば英語以外の言葉ができると便利だし、宇宙飛行士になる前になにをしていたかも重要だ。情熱を傾けられることや職業を見つけ、ベストを尽くしていたかが大切なのだ。
言うまでもないが、学校の成績はひとつの目安にすぎない。成功のカギは、やる気と情熱、そして個性と人柄だ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら