アジアで12月が「パリピ」だらけになる理由

お金持ちをその気にさせるパーティーの正体

シンガポールでは、お金持ちは「12月はパーティー三昧」という人も多い。なぜそうした「パリピ」がやたらと増えるのだろうか?(筆者撮影)

ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。香港に次いで超富裕層の割合が高いシンガポールでは、連日あちこちでパーティーが催されています。なかには、毎日のようにパーティーに招待され、顔を出している「パリピ」(パーティーピープルの略)も多く生息しているのです。今回は、シンガポールでの知られざる社交の場についてお伝えします。

ランボルギーニは日本よりも高く「1億円超え」

例えばイベントの主催者は「社交界のトップ3%のあなたのために」「映画『クレイジー・リッチ!』の世界を体感」といった案内で、富裕層をイベントに招きます。実は、この上述のイベントは、地元のお金持ちの友人がたまたま誘ってくれたものです。そこに書かれている案内文を見ても、初めはパーティーの内容がよく理解できませんでした。有名ホテルで行われるということもあり、興味本位で出席することにしました。

「ランボルギーニでお越しの際は、ナンバープレートをお知らせください。特別駐車スペースをご提供させていただきます」

これは当日、パーティーの確認で送られてきたメッセージです。実際、会場に着くと、なんと、見たことがない数のランボルギーニが駐車しようと渋滞をつくっていたのです。ちなみに、シンガポールで自動車を買う場合、税金などの関係で、日本で自動車を買うときの3倍程度の費用がかかります。そのため、ランボルギーニなどの高級車は普通に1億円超えです。それでも、この国ではホテルの駐車場などで「ランボルギーニの群れ」を頻繁に見かけるのです。富裕層は、最終的に高級車や美術品くらいしか使うものがなくなるそうなので、仕方のないことかもしれません。

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