米投資家が欧州株に積極投資、上昇余地に懸念

株価は高すぎるのか

12月3日、米投資家の欧州株投資熱が次第に高まってきた。経済の基調は不安定だが、ECBが金融緩和策を確約し、欧州でリスクを取るよう促したと受け取ったからだ。写真は2011年8月、ローマで撮影(2013年 ロイター/Tony Gentile)

[ニューヨーク 3日 ロイター] -米投資家の欧州株投資熱が次第に高まってきた。経済の基調は不安定だが、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和策を確約し、欧州でリスクを取るよう促したと受け取ったからだ。

欧州の株式指数は先月初旬に5年ぶりの高値に上昇。FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は各国中央銀行の緩和策と経済指標の改善を追い風に、6月末以来17%近く上昇した。

米投資家はユーロ圏が回復し、企業業績は改善すると見込んでいる。ただ、ユーロ圏の株価は既に買われ過ぎとの懸念も一部にはある。米国に比べてまだ割安とはいえ、その差は縮まっている。

フェデレーテッド・インベスターズ(ニューヨーク)のシニア・ポートフォリオ・マネジャーのオードレー・カプラン氏は「欧州に対して前向きになる理由は多く、私は欧州投資については低下でなく上昇を見込んでいる」と話す。

調査会社リッパーによると、米国を本拠地とする従来型ファンドや上場投資信託(ETF)を含む欧州株ファンドの資金動向は22週連続で純流入を記録し、年初来の純流入額は205億ドルと2006年以来で最大となった。

ETFへの需要は特に8月から10月にかけて強く、各月の流入額は約40億ドルに上った。11月にはやや鈍ったとはいえ、11月27日までの週も16億ドルの流入だった。

S&PキャピタルIQ(ニューヨーク)のETF・ミューチュアルファンド調査部門のディレクター、トッド・ローゼンブルス氏は「景気の弱さや先行き不透明から欧州投資を圧縮した投資家が買いに転じており、こうした投資家は再びポジションを構築している」とした。

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