テレビの「替え歌CM」が最近増えている背景

ドコモとLINEモバイルCMが人気のヒミツ

【公式】LINEモバイルダンス 自分ツッコミくま篇

全CMの中で好感度の上位に位置するには幅広い世代からの支持が求められるが、『一休さん』のアニメが放送されていたのは1975〜1982年と30年以上前で、リアルタイムで視聴していた世代は限られる。

同様に、1966年リリースの『いい湯だな』のアレンジ曲をエンディングに使用した人気番組『8時だョ!全員集合』は1969〜1985年に放送され、こちらも平成より前の時代だ。

当時テレビを見ていたであろう40代前後の一般モニターからは、この2作品について「一休さんの歌がなつかしくてついつい見てしまう」「小さい頃に聞いていたので、スッと耳に入ってきて、思わず口ずさんでしまう」「ドリフのババンババンバンバンとノリが良い音楽」といったコメントが見受けられた。

NTT DOCOMOのCMは普段のイメージとは異なる細川たかしのコミカルな演技もフックとなり、40代男女と50代男性の3階層でCM好感度1位に輝いた。

曲が耳に残る、CMが印象に残る

対して、若い年代からの反応はというと、NTT DOCOMOのCMは中高年層に次いで小学生の支持が目立つ。男子小学生では2位、女子小学生では4位、女子中高生でも3位と好位置につけた。オリジナル楽曲との接点は少ない世代だが、「リズムがおぼえやすいと思った」「曲が耳に残る」「一休さんの歌が耳に残っておもわず口ずさんでしまう」と、その耳なじみの良さでスムーズに受け入れられたようだ。

LINEモバイルに関しては、出演者が20代の本田翼とLINEスタンプの人気キャラクターという効果もあり、幅広い階層から支持を集め20代男性では1位を獲得した。

モニターの感想には「本田翼のダンスがかわいい。印象に残る」「ラインモバイルの歌が耳に残ってしまうくらい印象に残ってます!このCMを見ると一緒に踊りたくなります!」など、本田やダンスのかわいらしさについて多く書かれているが、象徴的なのは次のコメントだろう。

「どこかで聞いたことのある音楽で元気に歌っておどる姿が楽しそうで、一度見ただけで頭に残った」「作業中でも目が向く」

次ページ見てもらうチャンス作りに成功したCM
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