イギリスの「合意なき離脱」で何が起きるか

7つの項目でチェックしてみた

 11月20日、英国が欧州連合(EU)を離脱する期日まであと4カ月あまり。だが、経済に与える影響を和らげるための移行期間については、依然として当てにできない状況だ。ロンドンで19月撮影(2018年 ロイター/Simon Dawson)

[ロンドン 20日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)を離脱する期日まであと4カ月あまり。だが、経済に与える影響を和らげるための移行期間については、依然として当てにできない状況だ。

英国のメイ首相は先週、EU本部とEU離脱(ブレグジット)協定の素案で合意した。だが与党・保守党内でも頑強な抵抗に直面しており、議会の承認も得られない可能性がある。

では「合意なきブレグジット」とは、一体どのようなものなのだろうか──。7つの項目別にまとめた。

英国経済はマイナス成長に陥る?

① 英国経済

イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は、移行期間を伴わないブレグジットは、英国経済に対し、1970年代の石油危機に匹敵する「大きなマイナスのショック」を与えると警鐘を鳴らした。

国際通貨基金(IMF)では、合意なきブレグジットによって英国経済はマイナス成長に陥ると予測している。

英シンクタンクの国立経済社会研究所は、英国経済の2019、2020年の経済成長率について、EUとの合意を伴うブレグジットであればそれぞれ1.9%、1.6%と予想しているが、「合意なき離脱」の場合には、いずれも0.3%にとどまると予測している。

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