「ゴミ清掃芸人」が見た格差社会の強烈な断面 実は「ゴミを大量に出す人」ほどお金がない?

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その場合は金持ち地域からではなく、必ずそうでない地域の燃えるゴミor燃えないゴミから排出されることが多い。

買い占めると聞くと、一見、金持ちが金にものをいわせて大量購入するイメージだが、それらが金持ち地域で捨てられているのを僕は一度も見たことがない。

「金持ち地域」のゴミの特徴

一方、金持ち地域でも大量に排出されるゴミは、あるにはある。テニスボールだ。古くなったテニスボールがビニール袋に詰め込まれて捨てられていることがある。この理由は単純明快。近くにテニスコートがあるのだ。マダムたちがこのテニスコートに通っているのだろうと想像できる。

ほかにも大量の枝や落ち葉などが可燃ゴミとして出されるが、これは広い土地を持っていることを意味している。しかしいずれの場合でも、年に数回、もしくはある一定の時期だけである。さらなる金持ち地域のゴミの特徴について話したいとは思うのだが、何せ僕自体が貧乏人だから、よくわからないというのが正直なところ。

というのもタワーマンションに回収に行くと、見たことのないラベルのワインが回収箱に詰まっているのだ。金持ちの中では常識なのかもしれないが、初めて見る品物ばかりなので何とも言えない。

そしてウォーターサーバーの大型特殊ペットボトル。これは最近、そうでない地域からも少しずつ出始めているが、金持ち地域は取り入れるのが早かった。可燃ゴミであれば、回転板で袋が破けてお目にかかるのが美容系のゴミ。どれだけ自分に金を掛けているんだよと感心するほど、パッケージやら入れ物が出てくる。そしてきれいにゴミがまとめられている。

ゴミがきれいにまとめられている理由のひとつは、金持ち地域では集積所回収ではなく、戸別回収が多いからだろうと思う。金持ち地域は大きな家が多く、集積所を作ると家から集積所が遠いなど、不便なこともあるので、戸別回収のところが多い。戸別回収とは自分の家の前に自分の家から出たゴミだけを置き、それを回収することをいう。

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