残念な文書で「人間関係を破壊する人」の盲点 「書き言葉」は「話し言葉」の3倍強く伝わる
どちらもNGはNGなのですが、後者のメールのほうが相手に対する尊重の気持ちは伝わるのではないでしょうか。
ネガティブな言葉は、会話中でもネガティブな印象を与えますが、書き言葉ではさらに負の印象が強くなりがちです。したがってダメ、イヤ、キライなどのネガティブな言葉は、できるだけ避けたほうが安全ということができます。
怒りは伝わりますが、結論は出ているのですから、ここで恨み言を並べてもなんら建設的なことにつながらないだけでなく、ガッカリとダメというネガティブ言葉ばかりが強く脳裏に焼き付きます。
送るべきは「やる気の出る」言葉
ただでさえ納期遅れでへこんでいるところに、こんなメールをもらったら、ガッカリさせてしまったか、ダメなのか、と来週の納期に向かって頑張ろうという意欲まで阻喪(そそう)してしまいそうです
メールの意図は、「来週の納期には間に合わせてほしい」にあるのですから、そこを正しく伝える必要があります。ガッカリやダメは必要ありません。
この段階での最善の結果は、来週の納期までに最高の品質の品が届くことですから、ガッカリとかダメとか、強いネガティブ言葉で相手を腐らせるより、メールではこの状況からモチベーションを高めてもらうことに気を配るべきと思います。
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