一日一生 酒井雄哉著

一日一生 酒井雄哉著

現代の“生き仏”とも称えられる天台宗「大行満大阿闍梨」のインタビューをまとめた。著者は、比叡山延暦寺の荒行として知られる「千日回峰行」を2度満行している。7年かけて約4万キロを歩くこの過酷な修行を2度成し遂げた行者は、400年間に3人しかいない。

どんな立派な経歴かと思うが、その人生は順風満帆ではなかった。予科練に志願し特攻隊基地で終戦を迎えた後、ラーメン屋や株屋などの職を転々、妻にも先立たれるなど、何もかもがうまくいかなかったという。そして40歳で得度、人生が変わる。「一日が一生」だと思い、焦らず腐らずその日を懸命に生きる。過酷な人生を歩んできた人物ならではの言葉は、重く響く。

朝日新書 735円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 親という「業」
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の勝者と敗者<br>不動産 熱狂の裏側

実体経済の悪化を尻目に、国内外から熱い視線が注がれる日本の不動産。業界の雰囲気とは対照的に、上場不動産会社の株価は軒並み軟調です。コロナ後の新常態で誰が笑い、誰が泣くのでしょうか。現場の最新情報を基に不動産市場の先行きを展望します。

東洋経済education×ICT