お金持ちに「手ぶら」がやたら多い本当の理由 「大型リュック」で通勤する人が知らない真実
たとえば、朝、子どもをスクールバスまで送りに出るときはジムウエアに身を包み、そのままランニングに出掛け、オフィスに出勤する前にビジネススーツに着替える。夜のディナーに行く際は、いったん自宅に戻ってフォーマルな洋服を着るといった具合です。朝はビーチサンダルにTシャツと短パン、髪をざっと束ねている女性が、夜になると、ロングドレスをまといハイヒール、クラッチバッグでどこかへ出掛けていく姿をよく見掛けます。
その都度、着替えたほうがその場にふさわしい身なりで臨めるうえに、荷物も少なくて済みます。その場に必要な物だけを持っていけばいいからです。でも、実際は「そんな時間の余裕はない」という人がほとんどでしょう。しかし、着替えることで気分も切り替わるので、そうすることで得られる精神的な効用は計り知れないのです。ライフスタイルへの投資を惜しまない欧米系の富裕層に、特にその傾向が強いと感じます。
きれいに使えば高く売れて、元が取れる
FPの立場から見ても、「バッグの中身をその都度入れ替えるほうが、お金は貯まりやすい」とアドバイスできます。私は自宅に帰ったら、必ずバッグの中身をすべて出して、汚れなどをチェックして専用の袋にしまいます。そうすることで、バッグの中身を紛失する確率が著しく減り、書類やレシートなどを整理整頓できるからです。
いったん物を全部出して、前日の夜、もしくは早朝に必要な物をバッグに入れて準備すれば、忘れ物を減らすこともでき、バッグの中で必要なものが迷子になることもなくなります。また、しっかり汚れをとってきちんと保管することで、バッグの寿命を伸ばすことができます。バッグをきれいに使えば、セカンドハンド(中古品)やオンラインフリーマケットなどでいい値段で売ることができるので、できるだけきれいに使うように心掛けています。
財布と同じですが、バッグも整理力、管理力が重要です。本当に必要なものを絞ることで、取捨選択する能力がつきます。余分なポイントカードなども持たないことで誘惑に惑わされなくなり、バッグが軽いと肩がこることもありません。まずは富裕層を見習い、不要な物だけでもバッグから出してみてはいかがでしょうか。
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