韓国が本当は北朝鮮の非核化を望まないワケ

彼らの頭には「南北共同の核保有」がある

アメリカとの同盟を失いかけている韓国が進む道は?(写真:Pawel Gaul/iStock)

「北朝鮮の核」は下手すると「南北朝鮮の核」となって日本に向く。

「北の核と南の経済力を合わせ、民族を興そう」と、北朝鮮が韓国を口説いている。「北の核武装を邪魔するのではなく、協力しろ。韓国の核にもなるのだ」との提案だ。

「民族の核」に心躍らせる韓国人

朝鮮日報のアン・ヨンヒョン国際部次長も北朝鮮の工作員からそう持ちかけられた。「わが民族同士の本質」(2017年9月20日)で明かした。

・最近、北京で会った北の対南工作員は「北の核はわが民族を守るために作ったものだ。北の核武力と南の経済力を合わせれば、我が民族は世界最高になる」と語った。民族を共倒れさせる核開発も「民族のため」ということだ。

南北合作を語る時、北朝鮮がまず念頭に置くのが「北が核弾頭を完成させる一方、南がミサイル発射型潜水艦を持つ」分業体制であろう。

アメリカは北朝鮮の地上・地中のミサイル基地の位置を相当程度、特定したとされる。専門家は「先制攻撃を実施すれば、北の核攻撃能力をほぼ破壊できる」と言う。

北朝鮮が核兵器を外交的に生かすには、先制攻撃から逃れうるミサイル潜水艦を保有し「攻撃してきても、こちらは核で反撃できる」と肩をそびやかせる能力を持たねばならない。

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