ホンダ「RC211V」に始まるモトGPマシンの系譜

世界最高峰ロードレースの日本GPも開幕

ホンダのMotoGPマシン「RC211V」と操る筆者。2018年9月末、ツインリンクもてぎにて(写真:Honda)

ホンダRC211V……。この名を耳にしてピンと来られた方は間違いなく近年のロードレース世界選手権MotoGPをご存じの方だろう。

もともと、2輪の世界選手権は1949年に始まったWGP(World Grand Prix)であったが、2002年にマシンレギュレーションの変更とともに大会名称が現在の「MotoGP(モトGP)」となった。

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年間19戦、CS放送の日テレジータスではLIVE中継も行っているので、ご覧になった方も多いと思う。

さて、今回ツインリンクもてぎにあるホンダ・コレクションホール所蔵のマシン「RC211V」の動態確認テストを筆者が担当してきたのでリポートしたい。

RC211Vは、2002年より始まった新レギュレーションに対応したマシン。それまでのWGP時代、長く続いた最高峰クラス500ccから4ストローク990ccに排気量をアップしたクラスへの適合マシンだ。

WGP時代のマシンは、排気量500ccまでという制限で2ストローク(クランク1回転1爆発)と4ストローク(クランク2回転1爆発)と同じ排気量のクラスで戦っていたわけだ。

当然ながら1回転1爆発の2ストロークエンジンのほうが出力も出しやすく、部品点数の少なさから1960年代後半からWGP最終年まで2ストロークエンジンが主流となっていた。

しかしながら、環境への懸念として排出ガス対策を強化する取り組みもあり、世界的に見ても2ストロークエンジンの開発取り組みを減らしていく方向へと参戦メーカーも主催者も進んでいくこととなった。

2002年は「混走」だった

2002年のMotoGP元年こそ、各メーカーやチームの新レギュレーションに合致したマシンの準備遅れを想定し、それまでの500cc・2ストロークマシンと990cc・4ストロークマシンの「混走」が許された。

しかし、結果は一目瞭然。開幕戦の雨の鈴鹿から圧倒的な性能を見せたのが990cc・4ストロークエンジンを搭載するホンダRC211Vだったのだ。

RC211Vのネーミングは開発責任者を担当した吉村平次郎氏の思いを込めたものだ。ホンダの2輪レーシングマシンはRC○○○と言われることが多く、諸説あるが「R」はRacingで「C」はCycleと関係者から伺った。そして「211」は21世紀の1号車であり、1位(優勝)を獲得する。

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