――日本はいまだにメール文化が根強い。どう説得しますか。
インテルのアンディ・グローブが書いた『ハイアウトプット・マネジメント』という日本の半導体企業との競争について書かれた本があって、その中にメールの話が出てくる。
メールが登場する前、インテルは非常に官僚的かつ閉鎖的な組織で、社員の多くは個室で仕事をしていたが、日本は部長や課長が社員と同じ机に座っていて、すべてのやり取りはある意味オープンだった。つまり、チームの誰もがほかのメンバーがどんな仕事をしているのか、それがどんな状態にあるのかわかっていた。わざわざコミュニケーションの活性化を図る必要がなかったので、メールが浸透するのに時間がかかったわけだ。
一方、インテルはメールを取り入れたことでコミュニケーションが活性化し、その結果形成が逆転した。
小規模で、一点に集中していることが強み
この話は、テクノロジーの導入によって振り子が揺れるように形成が変わる、という点だけでなく、異なる文化や国では新しいテクノロジーに対する姿勢も異なるという観点からも非常に興味深いと思う。
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