東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

定年間際で貯金がない人は本当にヤバイのか 過剰に心配するよりもやるべき「3つのこと」

6分で読める
  • 大江 英樹 経済コラムニスト、オフィス・リベルタス代表
2/3 PAGES

一方、自営業の場合は公的年金が少ないですから、自助努力でまかなうしかありません。もちろんそれは自営業の人なら初めからわかっているでしょうから、あらかじめそれなりに備えていると思いますが、それでも蓄えがない場合はどうすればいいのでしょうか。

これは健康に気をつけて可能なかぎり働き続けることしかないでしょう。もし、質問のように、本当に今まで蓄えをこしらえてこなかったのであれば、「今からでは遅い」などとは言わずに、ここからでも始めていくべきです。もちろん自営業は生涯現役が前提かもしれませんが、いつ何時、病気で働けなくなるかもしれないことを考えると、ここからでも元気なうちに蓄えを作っておくことは考えておかねばなりません。

このようにサラリーマンと自営業では考え方や方法が異なることは事実ですが、大きく見ていくと、いずれにも共通することは少なくとも3つあります。

なぜ支出の見直しが大切なのか?

(1)支出を見直すこと

これは最も大事なことです。多くの人は収入のことしか気にしていませんが、それよりも実は支出の方が大切です。

なぜなら多くの場合、収入はなかなかコントロールできませんが、支出はある程度コントロールが可能だからです。60歳近くになっても貯金がほとんどないのは、今まで支出のコントロールをあまりやっていなかったからの可能性が最も高いのです。

それゆえ、すぐに改善するのは難しいかもしれません。しかし、それでも気がついたときからすぐにやることで、ここからでも蓄えを作ることは可能です。

特に毎月意識することなく払っている保険料や定期的に引かれている会費、あるいは購読料のようなものについてはいったん見直すことで支出を抑えることが可能です。しかも外食や趣味を制限するのと異なり、それほどストレスがかかりません。まずはこうした固定費を見直すことから始めるべきです。

次ページが続きます:
【2つめと3つめの「共通事項」とは?】

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象