「年金は老後働くと結構減らされる」は本当か

「在職老齢年金」をめぐる「4つの勘違い」

「老後はあまり働くと年金ももらえなくなるし…」は本当だろうか。正しい知識を覚えておいたほうがいい(写真:mits/PIXTA)

年金は老後の生活資金の元となるものです。ぜひ関心を持っていただきたいのですが、いかんせん制度は複雑です。いろいろな種類のセミナーなどで質問をお受けしていると「勘違い」がわかって感謝されることも多いですし、電車の中で、ミドル世代の方たちから聞こえてくる会話に「違いますよー」と言いたくなることが、しばしばあります。

「定年後は働かないほうがトク」は大きな間違い

特に誤解が多いのが、働きながら受け取る「在職老齢年金」です。間違って理解してしまうと、「定年後は働かないほうがトク」などと、間違った選択をしてしまう危険性もあります。もしかして、あなたは勘違いしていませんか? 今回は「在職老齢年金」についての「4つの誤解」について早速見ていきたいと思います。

誤解①「定年後、働いている間は年金が出ないか、減らされる」

本当に多くの人が勘違いしているのが、これです。「働く=年金カット」という決めつけです。部分的には当てはまることもあるのですが「働く=年金カット」ではありません。

年金には、「老齢基礎年金」(国民年金部分)と、「老齢厚生年金」(厚生年金の報酬比例部分)があります。65歳から老齢基礎年金が支給されるほか、会社員だった人は年齢によって65歳よりも前に老齢厚生年金が支給されます。

このうち、老齢厚生年金については、働いて一定の収入を得ている人は減額される可能性があります。減額された年金を「在職老齢年金」、減額されることを支給停止といいます。

ただし、働く人全員が支給停止になるわけではありません。

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