9月末までの株式市場の動きを予想してみた TATERUショックと大地震後の株はどうなる?

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【9月3日 月曜日】アパートの建築請負から管理なども行うTATERU(1435、4月1日商号変更、旧インベスターズクラウド)は、400円ストップ安の1206円と暴落。日経平均は、157円安の2万2707円。

【9月4日 火曜日】日経225先物は、70円高の2万2780円、NY市場は、レイバーデーのため、休場。TATERUは、300円ストップ安の906円と連日のストップ安。日経平均は、10円安の2万2696円。

TATERU「3日連続ストップ安」後に北海道で大地震!

【9月5日 水曜日】日経225先物は、80円安の2万2690円。NYダウは、12ドル安の2万5952ドルと3日続落。優待目的で、オリックス(8591)を1750円で100株買う。TATERUは、150円ストップ安の756円。日経平均は、116円安の2万2580円と4日続落。

【9月6日 木曜日】日経225先物は、40円安の2万2520円。NYダウは、22ドル高の2万5974ドル。午前3時08分頃、北海道で震度7の大地震があった。地盤ネットホールディングス(6072)を10時54分、17円高285円で200株売り、3000円の損失確定。買い気配で始まり、9時12分、35円高の303円で寄り付き、9時13分、310円の高値があったが、気づくのが遅れて、売ることができなかった。終値は、5円高の273円と安値引け。

6月18日の大阪府北部地震のときも55円高の362円の高値を付けたが、このときも気づくのが遅れて、売れなかった。最近、地震や台風、大雨が多いので、住んでいるところの地盤の特徴をよく調べて認識しておきたい。

一方、TATERUは、9時40分、160円安の596円で寄り付き、9時44分、122円安の634円まで戻した。だが11時05分、289円安の467円の安値を付け、223円安(29.5%、値下り率1位)の533円で引けた。出来高は6578万6600株と第3位。通常のストップ安は150円だが、ストップ安が3日続いているので、臨時値幅制限で150円×2倍の300円となった。下げ止まったところで、少し買ってみたい。日経平均は、92円安の2万2487円と5日続落。

【9月7日 金曜日】日経225先物は、80円安の2万2400円。NYダウは20ドル高の2万5995ドル。TATERUは、31円安の502円と5日続落で、5日間で68.7%下落し、1606円(8月31日終値)から3分の1以下になった。日経平均は、180円安の2万2307円と6日続落。

【9月8日 土曜日】日経225先物は、50円安の2万2330円。NYダウは79ドル安の2万5916ドル。1ドル=111.00円、1ユーロ=128.30円。日経平均株価は、8月21日から30日まで8日続伸(値幅で670円)し、8月31日より9月7日まで6日続落(値幅で562円)した。7月20日に書いた相場の見通しでは、日経平均は、2万2000円から3000円程度で推移し、そのあと、9月、10月の秋相場は良くないことが多いので再度下落すると予想した。今回は、ちょっと短めだが9月末までの日経平均株価の動きを予想してみたい。

これから9月25日火曜日の配当、優待権利付き最終売買日(3月末や9月末に決算を行う企業が主な対象)に向けて権利取りの買いが入り、結局は上昇するのではないか。11月にはアメリカで中間選挙が行われるが、「中間選挙イヤー」の過去の経験則では、選挙直前まで下げて底を打ち、その後上昇することが多いようだ。

今後、9月内のスケジュールとしては、18日と19日が日銀金融政策決定会合、20日は自民党総裁選投開票(安倍首相の3選で外国人買い?)、25日と26日がFOMC(米連邦公開市場委員会)(利上げでドル高円安、新興国通貨安加速?)と結果発表次第では、大きくマーケットに影響を与えることもあるので、注意していきたい。

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