石破茂「法案は通りさえすればいいは問題だ」

総裁選出馬、渦中の人が語る日本人の働き方

自民党の総裁選が告示され、3選を目指す安倍晋三氏と石破茂氏の一騎打ちがいよいよ始まる。さまざまな問題が明るみに出た件に「正直、公正」だったのか、ズバリ聞いてみた(撮影:梅谷秀司)  
9月7日がやってきた。本日、自民党の総裁選が告示される。3選を目指す安倍晋三氏と、石破茂氏の一騎打ちだ。両氏は2012年の総裁選でも対決している。
総裁選は、党内のイベントではある。国民は投票できない。とはいえ、来年の参議院選や統一地方選、さらには改憲に関する国民投票にも影響することである。
石破茂氏は、「正直、公正、石破茂」というスローガンを掲げている。この点に関して、昨今の「働き方改革」に関連して言うならば、質問にちゃんと答えない「ご飯話法」や、裁量労働制のデータの問題などが明るみに出た件などは「正直、公正」だったのか。
告示2日前の9月5日、衆議院第二議員会館を訪れた。

「働き方改革」論戦は、「正直、公正」だったのか

常見陽平(以下 常見):「正直、公正、石破茂」というスローガンが話題となっています。この言葉の真意は何ですか。

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石破茂(以下 石破):政治は、そうありたいとずっと思ってきました。「当てつけ」という意識はなくて。自分が今日一日、正直だったか、公正だったか。反省することがいっぱいある。私は誰に正直でありたいのか? それは、国民に対してなのだろうと思っています。安倍さんがどうこうという話ではないのです。

常見:メディアも対立をあおっていますよね。当てつけだととらえる前に、まずは決意表明ととらえるべきではないかと。

一方、私は「働き方改革」関連法案の審議は、正直、公正じゃないと感じました。安倍首相や加藤勝信厚生労働相の説明はそうなっていたのかと疑問に思いました。裁量労働制のデータをめぐる問題がありましたし、高度プロフェッショナル制度に関する調査も不十分だったと思います。

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