北海道で起きた最大震度7地震の甚大影響 厚真町では大規模な土砂崩れ
[東京 6日 ロイター]9月6日午前3時8分、北海道胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生した。これにより多くの家屋が倒壊し、多数の人が負傷。広範な範囲で停電が発生している。
気象庁は津波の危険性はないとしている。アメリカ地質調査所は、北海道の主要都市である札幌の南東・約68キロ(42マイル)が震源であると発表した。厚真町では大規模な土砂崩れが発生している。
安倍晋三首相は午前6時前に首相官邸に到着し、記者団に対し、政府は最優先課題である人命救出のために緊急対策本部を設置したと語った。地震の影響で、停止中の北海道電力泊原子力発電所で外部電源が喪失したものの、非常用電源により電気供給は続いており燃料棒の冷却に問題はない、と菅義偉官房長官は述べた。
根室市の三菱製鉄所工場で火災が発生したが、大部分は鎮火されているという。
日本は「地震の列島」
日本列島は、世界で発生するマグニチュード6以上の地震の約20%を占めている「火山と地震の列島」である。
2011年3月11日には、日本で記録された最も強力な震災が、仙台北部の海岸沿いの海底で発生した。この地震は、太平洋沿岸のおよそ2万人の命を奪う大規模な津波を引き起こした。
津波はまた、福島第一原子力発電所を襲い、過去25年間で最悪の原発事故を招いた。
9月1日には関東大震災95周年を迎えている。この震災では関東地方を直撃し、およそ14万人が死亡した。地震学者は、そのような首都直下型地震がいつ発生してもおかしくないと指摘している。
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