「全社員出社義務なし」実現したテレワの極み 自宅でもどこでも、多様な働き方を実現した
しかし、自宅勤務ということを意味しているわけではなく、カフェやコワーキングスペース、図書館、田舎に帰って実家で働くとか、そもそも東京に住んでいないなど、色々な方々が働いています。
それを我々はSAWS(シックス・アパート・ワーキング・スタイル)という愛称で呼び、みんなで親しんでこの働き方をしています。
社員は月に1~2回ほど会社に顔を出す
――最近、テレワークを進める会社も増えてきましたが、全員がどこでもいいというのはなかなかないですよね。どんな感じか写真で拝見させていただきます。(オフィスの写真がモニターに映し出される)
社員は30名なんですが、10席のフリーアドレスの席を用意しています。これは、たまたま誰もいない時を撮っていますが、先ほど言いましたように自由ですので、オフィスに来るのも自由です。オフィスが1番働きやすいという方もいるので、平日にいるのは、3人から5人くらいが多いです。
――実際に出社されない社員の方は何割ぐらいですか。
ほとんどの社員が月に1回から2回、会社に顔を出すという感じになっていて、それはチームごとにミーティングがあるんですが、ミーティングを週に1回、または月に1回ぐらいは顔をあわせてやろうというのを、チームごとに決めて自由にやっていますが、それ以外は全部オンラインで会議を行っています。
――別のところで働いている方もいるんですよね。(写真がモニターに映し出される)秋田の実家とありますね。
実家に帰ると、意外に暇だったりしませんか?(笑)
いままでですと実家に帰るイコールお休みを取るだったんですが、どこで働いてもいいというルールにしたので、実家に帰って時間があれば、働いてもいいので、この写真に写っている方は実家に帰っている時間が長くなりました。
夏休み1週間しか帰れなかったところを2週間、3週間帰っても、その間、週に3日、4日働くことができますので、長く実家にいることができます。
お父さん、お母さんからみるとお孫さん、この写真の方はお子さんがいるんですが、お父さんお母さんも非常に喜んで本人は楽をして、Win-Winではないかと思うんですけど。
――東京に住まなくても大丈夫ですよね。
そうですね。長野に住んでいるエンジニアを、まさにこの制度を導入してから雇うことができました。非常に優秀な方で長野に愛着を持たれている方だったのですが「長野に住むことができれば、就職してもいい」と言ってくれたので入社していただきました。