雌と雄のある世界 三井恵津子著

雌と雄のある世界 三井恵津子著

三十数億年前、地球に存在していたのは雌も雄も区別のない単細胞生物だった。1個の細胞が細胞分裂によって2個の娘細胞を作り出し生き続けていたが、いつからか雌の個体と雄の個体ができ、複雑巧妙な仕組みを通して自分自身と同じような個体を作る生物が増えるようになった。

雌と雄があることで生物には想像以上に多様性が生じる仕組みが備わっているという。遺伝子が混ざり合うため、多胎児の場合以外は親・兄弟姉妹とも違う唯一無二の個体が誕生するからだ。

著者は化学雑誌の編集長も務めたサイエンスライター。生物界の進化を「雌と雄」「細胞」から考察し、iPS細胞やクローン技術など、最先端のトピックもわかりやすく解説している。

集英社新書 735円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • あふれる独自性 ニッポンのすごい研究者
トレンドライブラリーAD
人気の動画
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
人望のない人は「たった一言」が添えられない
人望のない人は「たった一言」が添えられない
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
漂流する東芝<br>舵取りなき12万人の悲運

再出発したはずの東芝の漂流が止まりません。再建請負人の車谷暢昭社長が電撃辞任。緊張感が増すファンドとの攻防や成長戦略の構築など課題は山積しています。従業員12万人を超える巨艦企業はどこに向かうのでしょうか。

東洋経済education×ICT