衝撃!アマゾンはこんなところまで荷物を運ぶ 標高3524メートル地点にも毎朝配達

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「顧客がいるところでは、どこでも便利な配達を利用してもらえるようにしたい」。アマゾンのグローバル・ロジスティクス担当バイスプレジデントのティム・コリンズはこう話す。「そのうちに、お金の問題は解決できる」。

アマゾンのこの戦略は、レーで電気店を営むナワン・シスパのような商人をいら立たせる。彼によると、アマゾンがより速く配達を行うようになってから、携帯電話とそのアクセサリーの売り上げが10%減ったという。

それでも、販売員たちは負けてはいない。ある販売員は新しいオッポのスマートフォンを、アマゾンよりわずかに安い値段で16歳のジグマット・アモに売った。アモはその前にアマゾンでハンドバッグとバレエシューズを買ったが、届いた商品がサイトの写真とは違うように見えたので、アマゾンには少し不信感を持っているという。

アマゾンの使い方を教える仕事も

町の中心地にある食品・雑貨店の店主は、彼にもアマゾンにもチャンスはあると見る。彼は食料品とオムツなどの雑貨を売って活発な商売を行っているが、それらの品々は消費者が欲しいときにすぐに手に入れたい商品だ。

(写真:Atul Loke/The New York Times)

「アマゾンはレーでは新参者で、インターネットの状態はあまり良くない。それに、オムツみたいなものを注文したら、1週間から10日くらい待たなくちゃならない」

アマゾンの商品配達と倉庫の管理を行っているランドルは、それらの仕事に加えて、アマゾンでの注文の仕方を皆に教えていると言う。「アマゾンで働く前は、友人は僕のことをエシャイと呼んでいた。いまでは、みんなは僕をアマゾンと呼ぶんだ」。

アマゾンの仕事をする前は、旅行客を連れて寒くて長い山道を案内していたという彼は、いまの仕事のほうがずっといいと言う。ただ、時には重い商品を持って、少し山道を登らなければならないこともあるのだが。

(執筆:Vinda Goelgd、Atul Loke、翻訳:東方雅美)
© 2018 New York Times News Service

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