中古サイト「リアルリアル」が急成長する理由

高級ブランドは新品ではなくビンテージで

 7月10日、ファッションにおける中古品といえば、かつては古着屋に限定されていたものだが、いまや主要高級ブランド品市場でも、リユース売上高は突出した伸びを見せている。写真は5月、ニューヨークのソーホーにあるオンラインリセールショップ「ザ・リアルリアル」の実店舗1号店にて(2018年 ロイター/Mike Segar)

[パリ/ニューヨーク 10日 ロイター] - ファッションにおける中古品といえば、かつては古着屋に限定されていたものだが、いまや主要高級ブランド品市場でも、リユース売上高は突出した伸びを見せている。

ハイブランドの中古品を手掛ける米リセールサイト「ザ・リアルリアル」はその代表格であり、同社の順調なビジネス拡大は、国際的なブランド企業でさえ提携を模索するほどだ。

シャネルのハンドバッグからグッチのドレス、ロレックスの時計に至るまで、中古あるいはビンテージの高級ブランド品が、同社の専用ウェブサイト上で順調に売れている。こうしたサイトに集まるのは、お買い得な商品を探し、リサイクルを支持する若い顧客層だ。

リアルリアルは上場準備中

リアルリアルは2年以内の株式上場に向けて準備を進めており、上場時点でのオンライン売上高は現在の約2倍、年間10億ドル(約1120億円)に達する見込みだと、創業者でもあるジュリー・ウェインライト最高経営責任者(CEO)はロイターに語った。

創業7年のリアルリアルは、ルイ・ヴィトンの親会社LVMH<LVMH.PA>やグッチを展開するケリング<PRTP.PA>などの最高級ブランドと、提携の可能性を巡り協議を進めていると、ウェインライトCEOは明らかにした。

自身の高級感が損なわれ、売り上げに響くことを懸念していた高級ブランド各社は、これまで中古品の流通に消極的だった。だが、いまや、年250億ドル規模にまで膨らんだ高級ブランドの中古品ビジネスを無視することが難しくなっている。

独ベレンベルクのアナリストによれば、同ビジネスは今後も年10%のペースで成長すると予想されており、このスピードは、はるかに規模の大きい新品市場における予想成長率の2倍以上だ。

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