東大生が感動した「東大で使う教科書」3選 大学の教科書も「読み方」ひとつで面白くなる
①まずは何も考えず、問題と解説を読む。
②1〜2日、時間を空ける。
③2回目に解くときは、答えだけでなく「その答えになる理由」もあわせて答えられるかどうかをチェックする。
④「その答えになる理由」が答えられなかったら、また解説を読んで②に戻る。
僕は、受験生時代に数学の参考書でこれを行っていました。みなさんも経験あると思うのですが、どんな問題もはじめに見るときって「ええ!? どうやって答えたらいいの!?」と手間取ってしまいますよね。取っ掛かりがないから問題の解き方が全然わからなくて、「解こう!」と思っても時間ばかり消費してしまう……なんて経験、みなさんもあるのではないですか?
そういうときにオススメなのがこの読み方なんです。まず一度、問題を深追いせずに答えと解説を読んでしまう。そこで「その問題の解き方」を知ってから、今度は「自分で解説までできるかどうか」を試してみる。自分で完璧に解説ができるようになれば、その問題はマスターしたも同然です。同じような問題が出てきたとしても、解説通りに考えを巡らせて解くことができます。
そしてこの『論理トレーニング101題』は解説が面白いんです。頑張って「問題を解こう!」とばかりしていると挫折してしまうかもしれませんが、読み物として一度「なるほど!」という感覚を味わった後で解けるようになる訓練をしていくと、挫折することなく、楽しく短時間で論理の力を鍛えることができるというわけです。
言語科学の世界への最高の入門書
みなさんは、「〜します」と「〜するんです」の違いを説明できますか?
例えば「元気がありませんね?」と聞かれて、「夕べ眠れませんでした」と答えるよりも、「夕べ眠れなかったんです」と答えたほうが座りがいいですね。
でも、「遅かったですね」と聞かれて、「電車の事故があったんですから」と答えると、押し付けのように聞こえます。
この本は、言語学の授業で使う教科書だったのですが、このような「そう言われてみればなんでこういうふうにいうんだ?」と思う「ことばの不思議」がたくさん載っていました。
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