「今のサラリーマン」こそ史上最高の職業だ

間違っても「好き」を仕事にはするな

サラリーマンで好きなことがある方は、空いた時間で「好き」をビジネス化するのではなく、とことんそれに打ち込みましょう。そして、その打ち込んだ先には、その「好き」が自分だけの強みになっていて、勝手に仕事になるということがあると思います。

実際に僕がそうです。旅行が好きすぎて、平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅して「働きながら世界一周」をしていたら、気がついたら『地球の歩き方』に「旅のプロ」に選ばれ、勝手に連載の話が舞い込んできて、勝手に本の出版の話がくるようになりました。僕は、好きでやっている活動で、旅に関する仕事は自分から営業したことは一度もありません。それでも突き抜けると、勝手に仕事になるのです。

サラリーマンには限界がある

逆に言えば、「好き」を仕事にしようとした時点で、その「好き」に伸びしろはありません。なぜなら、「好き」がどんどん消費されていくため、それを超えるインプットがないと、仕事として続かないからです。本業がサラリーマンの場合、インプット、アウトプットともできる時間に限りがあります。

2つ目のメリットは「社会的信頼がある」こと。これは特に情報発信をするときに効果を発揮します。「好き」を仕事にするうえで、誰もが通らないといけない道は情報発信です。自分の「好き」を自分だけが知っていても、決して仕事にはならないからです。

だからといって、ブログやホームページをわざわざ始める必要はありません。今やインスタグラムやツイッター、フェイスブックを使えば、十分発信することができます。

この発信において、サラリーマンであるという事実は効果を発揮します。ぜひSNSのプロフィール欄にサラリーマンであることを記載しましょう。そうすれば、何も書いていないアカウントよりも圧倒的に「信頼できる」アカウントに見えるからです。

そして、業務時間後に、可能な範囲で投稿して、発信力をつけていきましょう。1日1つでもいいので、継続的に投稿することが大事です。ちなみに将来的に「好き」を仕事にしたいと考えているのであれば、ネガティブな投稿は控えたほうがいいです。

「好き」を仕事にしている人のアカウントはほとんどがポジティブな投稿や未来の話が中心で、愚痴やねたみなどのネガティブな投稿は一切ありません。それを見て、ポジティブな人たちが集まってきて、それがさらなる情報発信力につながるからです。

また、上司や同僚とつながっているSNSがあれば、それを活用するのは、社内ブランディングとしても効果的です。社内の方にも自分の好きな活動(=社外の活動)を知ってもらうことで、応援してくれる仲間を増やし、自分が活動しやすい環境をつくりましょう。

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