「今のサラリーマン」こそ史上最高の職業だ

間違っても「好き」を仕事にはするな

サラリーマンがネガティブなワードという時代は終わった(写真:beer5020/iStock)
広告代理店に勤めながらも、3カ月で18カ国を制覇したリーマントラベラーこと、東松寛文氏。著書(『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』)の執筆をこなすなど、趣味の旅行も仕事になってきていますが、サラリーマンは安易に「好き」なことを仕事にすべきではない、と語ります。その真意は。

 

「好き」を仕事にする。実際にSNSから”ゆうこす”のようなスターも生まれてきて、「好き」を仕事にして生活できる時代が始まりました。かといって決して勘違いしてはいけないのは、本業があるサラリーマン(本文では女性の会社員の方もサラリーマンに含みます)が片手間にできるほど、「好き」を仕事にするのは容易ではありません。

「好き」を仕事にしている人たちは、その裏で絶え間ない努力をしています。そういう人たちに、サラリーマンが空いた時間で立ち向かったところで一刀両断にされます。われわれサラリーマンには1日に好きなことに割ける時間はどれだけ多くても8時間前後。しかし、すでに「好き」を仕事にしている人たちは1日24時間365日、好きなことだけに時間を割けるのです。

サラリーマンならではのメリットを活用せよ

とはいえ、働き方改革により仕事が以前より早く終わるようになり、副業解禁の流れとも相まって、「好き」を仕事にできるチャンスがサラリーマンにもめぐってきました。SNSの普及などにより、誰でも「好き」を仕事にしやすい時代なのも事実です。

ですが、サラリーマンが好きなことをうっすらでも仕事にしたいと思っているのならば、それを前面に出して仕事にしようとしては絶対にいけません。サラリーマンなら、サラリーマンのメリットをフル活用して、戦ってみるのです。実はそうすることで、結果として「好き」が仕事になっていくことがあるのです。

「好き」を仕事にすることを長いスパンで考えたときに、サラリーマンは最強の職業なのです。その理由は、サラリーマンにはサラリーマン以外にはない3つのメリットがあるからです。

1つ目は、本業で「安定した収入がある」こと。一般的なサラリーマンは、毎月、安定した収入が入ってくると思います。そのため、好きなことで、おカネ儲けができなくても、路頭に迷うことはほぼありません。これがフリーランスだったら、どうでしょう。好きなことで収入を得ないと、生活ができなくなります。

だからこそ、サラリーマンであれば、本業の収入を投資して、「好き」を育てることができるのです。

次ページ旅行が好きすぎて、気づいたら仕事に
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • 本当に強い大学
  • ほしいのは「つかれない家族」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>ガバナンス問われる英国原発

日立製作所が着々と進めてきた英国の原発計画。来年にはすべての認可を得て、進むか退くかの最終判断を迫られる。経済合理性は疑問だが、会長案件という思惑も絡む。今の日立はどう判断するか。まもなくガバナンス改革の真価が問われる。