「売春婦の元締め」が議員になる大変な時代

変わるトランプ時代の有権者

ホフ氏は、自身のキリスト教への信心について話すことには消極的だった。

「信仰について公に語らないことにしている。日常的に教会に行く必要性は感じていない」と、ホフ氏は言った。

エスタブリッシュメント不信

福音派の有権者は過去数十年にわたり、米国において共和党の支柱であり続けてきた。草の根の動員力で投票を促し、人工妊娠中絶や同姓婚などの社会を二分する問題で政治闘争に参加してきた。

だが近年では、保守的なキリスト教徒の多くが、共和党のエスタブリッシュメントに対する信頼を失っている。現代米国で脅かされている価値を守るために戦っていない、というのだ。

彼らにとってトランプ大統領は、長年の政治的規範を打ち破ることも辞さない、新たな種類の政治家だ。その点は、実際に有する、または指摘されているどんな倫理的な欠点にも勝る資質だと、彼らは言う。

「福音派の有権者には、理想化された、白人キリスト教徒的な、保守的なアメリカのためにトランプ大統領が戦っていることの方が重要なのだ」と、宗教と文化、公共政策の関連についての研究を行う超党派組織、公共宗教研究所のダン・コックス研究ディレクターは言う。

「部族的な価値が、いまや個人の倫理観に取って代わる原動力になろうとしている」

トランプ大統領が自分たちを代弁してくれると考えた福音派の大多数は、同氏の2度の離婚歴や不倫疑惑に目をつぶり、2016年の大統領選でトランプ氏に重要州で勝利をもたらした。

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