｢ムーミン｣の正しい大きさを知っていますか 50カ国以上で愛されるキャラの蘊蓄100章

21. 1970年出版の第9作『ムーミン谷の十一月』は、最後までムーミン一家が登場しないシリーズ最終巻

22. 1954年からは英国の大手夕刊紙イヴニングニューズでムーミンコミックスの連載がスタート。これをきっかけにヨーロッパを中心にムーミンブームが起こる

23. ムーミンコミックスは弟ラルス・ヤンソンのサポートのもと1975年まで連載が続いた

24. トーベ・ヤンソンはスウェーデン語を母国語とするフィンランド人であり原作もスウェーデン語で書かれた

25. ムーミンの正式名称は「ムーミントロール」。スウェーデン語では「Mumintrollet」

26. 英語では「Moomin」、フィンランド語では「Muumi」

妖精の一種であり、「存在するもの」

27. トロールは北欧の民間伝承に登場する妖精の一種

28. 「ムーミンは何?」との問いに対する原作者トーベ・ヤンソンの答えは「存在するもの」

29. ムーミンは電話帳くらいの大きさ

30. 寒い季節になるとムーミンの肌は自然に毛羽立ち、毛皮の外套を着たようになるため冬でも服を着ない

31. ムーミンたちは11月頃から4月頃まで冬眠する

32. ムーミンパパは若い頃は冒険家、現在は自称小説家。みなしごホームで育ち、自由に憧れホームを脱走した

33. ムーミンパパのモデルはトーベの父で彫刻家ビクトル

34. ムーミンママは赤白のエプロンとハンドバッグがトレードマーク

35. ムーミンの親友スナフキンは人間ではなくムムリク族

36. スナフキンの名前は原語では「スヌスムムリク」で、直訳すると「嗅ぎ煙草野郎」。ただし吸うのはパイプ煙草

37. スナフキンの唯一の宝物はハーモニカ。禁止や独り占めを示す立て札が大嫌い

38. ムーミンの恋人は、小説版では「スノークのおじょうさん」、日本のアニメ版では「ノンノン」の名で親しまれたが、「non」に否定的な響きがあるとして平成版アニメではドイツ語で「おじょうさん」の意味をもつ「フローレン」に

39. フローレンはスノーク族というムーミンとは異なる種族。気分に応じて体色が変化するのが特長で、普段は黄色の体が恐怖を感じると緑や紫に、恋に落ちると赤に変わる

40. ちびのミイ（Little My）は裁縫かごに入るほど小さく、名前は最小を意味するマイクロの記号μ（ミュー）に由来