日本の大手家電メーカーが、芸術的側面が売買対象になっていることに気づいているかどうかは、よくわからない。ただ、彼らには戦後の高度経済成長期にどんどんものを作って、バンバン売れたという成功体験がある。洗濯機のない世帯が日本中にある中で、洗濯機を出せばそれは売れますよ。そして、そのただ中にいた人が今社長になっているのではないか。
一方、21世紀生まれのバルミューダにはこの成功体験がない。トースターを持っていない家など少ない中で、成長するためには、買い替え需要を凌駕する売り方をしなくてはならない。難しいが、縛られる過去がないのは強みだ。
芸術的な価値というのは、数字で測れないから、結局、自分が欲しいかどうかで価値判断することになる。それによって売れるかどうかが変わるのなら、ここが私の責任の取りどころだと思う。
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