10歳年下のプロ野球選手に嫁いだ妻の超献身 楽天・今江年晶を支えるまるで母のような愛
そんな幸子さんは、夫・今江選手が一人暮らしする仙台の自宅周辺を共に食べ歩き、栄養バランスのいい食事が摂れる飲食店を探した。
そして、ついに一軒のお店にたどり着き「リクエストしたものを作ってほしい」と、無謀とも思えるお願いをした。すると、お店の人が「いいですよ。奥さんがこういうのを作って食べさせてほしいとかあれば言ってください」と快諾してくれた。
今江選手は、妻・幸子さんお墨付きのこのお店に、多い時で週4回も、通っている。この店では、今江選手のために、栄養バランスのいい食事を、日替わりで考え提供している。
今江選手は、毎食出てきた料理を撮影し、妻・幸子さんに送信することを欠かさない。画像を送られた幸子さんは、東京でメニューをチェック。特に気にしているのは、今江選手が苦手な野菜をちゃんと摂っているかどうか。これが、妻の考えた、夫の食事の遠隔操作なのだ。
少しでも時間があれば、料理を作りに、仙台へ
遠く離れていても、妻に見守られている今江選手。それでも、10歳年下の夫が心配で、少しでも時間があれば、料理を作りに仙台へ行く。
そんな日の幸子さんはまさに過密スケジュール。早朝4時半に起き、5時には、息子の朝ご飯を支度し食べさせる。7時には、登校する息子を車で近くの駅まで送り届ける。そして、家に戻り、夫のために仙台に持っていく料理作りスタート。この日は鶏肉と野菜たっぷりの煮物や、夫の好物である玉子焼き、ソーセージなど計6品を仕上げた。
お昼12時、作った料理を持って、東京の自宅から仙台へ出発。午後2時過ぎ、仙台駅に到着すると、その足で地元のスーパーに向かい、さらに、食材を購入。30分後、今江選手が一人暮らししている、マンションに到着。この日は夜、試合があり、夫はすでに不在。部屋を片付け、掃除・洗濯を手早くすませ、午後3時から夫の夕食作りに取りかかる。
滞在時間、わずか1時間あまりで、妻・幸子さんが作ったのは、計5品。驚きの手際の良さだが、その一つ一つに、夫への愛情が込められている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら