加熱式たばこiQOS「次の狙いはインド」の必然 政府機関へ積極的なロビー活動

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フィリップモリスは、「健康リスク低減製品としての受容性を得る戦略を組み立て」ようとしており、また、本格的な展開以前に広報戦略を整備しておこうとしていたとも関係筋の内の1つは述べた。

フィリップモリスの広報担当者は「発売計画についてコメントすることはできない。しかし、弊社は科学的に実現された無煙の製品でたばこを置換しようと全力を挙げている」と言った。ヴェンカタッシュ氏はコメントの要請に応じなかった。

しかし、フィリップモリスは既にインドでのiQOS受容に向けた世論を構築し始めている。

先週の「世界禁煙デー」に、インドの新聞エコノミック・タイムズ紙上にコラム記事を寄稿し、代替的な喫煙具を対象とした「効果的な法規」の制定を求めた。

「たばこの代替製品群が既に手の届くところにあり、禁煙への意思を実現した国々もある現状を鑑みると、インドの愛煙家たちへの支援を国会議員に促す十分な動因がある - 我が国の愛煙家たちには、より良い選択肢がふさわしいのだ」と、ヴェンカタッシュ氏は書いた。

フィリップモリスはインドで低シェア

フィリップモリスは、何年もの間、同社のたばこ製品マールボロの販売促進をインドで行ってきた。マールボロの市場占有率は近年4倍に増えたが、それでもインドの100億米ドルたばこ市場の約1.4%に過ぎないのだ。

ロイターが昨年公開した内部資料によると、フィリップモリスはインドを「大きな潜在性を持った市場」であると考えており、たばこ製品を合法的に購入できるようになる年齢の18歳を起点として24歳までの人々の「心を掴む」ことを目的としている。

IQOSは現在30カ国以上で500万人近い人々に使用されている。特に日本では、一般的な電子たばこが実質的に禁止されている一方で、「非燃焼・加熱式」喫煙具は公認されている。

急成長する中流階級のおかげで、フィリップモリスにとってインドは大きなチャンスになり得ると、ユーロモニター・インターナショナルのたばこ関連研究部門の代表を務めるシェーン・マクギル氏は言う。

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