相手の浮気を見破る10のチェックポイント 探偵調査から「調停」「裁判」まで結局いくら?
ですから上記の10項目で、時間や場所を特定できるとコスパはよくなります。時間当たり2万~5万円が相場でしょうか。「パック料金」などにするとその分安くなることもあります。長期的調査をするとそれだけで数百万円かかりますが、「それでも真実をどうしても知りたい」という人もいます。
つかんだ証拠はいったいどうするのか。これも人それぞれです。お守りのように持っている人もいれば、話し合いの切り札として使用したり、調停・裁判で使用する人もいます。ちなみに、どのタイミングで証拠を使うかは弁護士さんの裁量です。私は、まず先に弁護士さんに相談してから調査会社を利用するほうがいいと思います。先に調査会社に依頼すると、証拠の撮り直しをしなくてはならないケースもあります。
調停から裁判へと進めば、100万円超は当たり前
では「浮気現場の証拠」が撮れて裁判へ持ち込んだとして、もろもろの費用はいくら必要なのでしょうか?
まず、夫婦問題は必ず家庭裁判所で審議が行われます。いきなり裁判をすることはできず、まずは調停の場での話し合いを経て、話し合いが決裂すると裁判となります(相手が行方不明等のときは裁判から可能)。
(1)調停費用
費用は収入印紙1200円と連絡用の郵便切手代のみ。戸籍謄本(全部事項証明書)と共に、裁判所にある必要用紙を記載して提出します。謄本代金も含めると、2700円くらいでしょうか。
(2)裁判費用
調停で決裂した場合は、裁判になりますがそこでまた別途費用がかかりま
す。収入印紙代は請求する内容に異なりますが、1万3000円~2万円くらい。戸籍謄本代と郵便切手代で7000円弱です。
とはいえ、これらは自分で訴状も書き、調停・裁判へ持ち込んだ場合です。時間や精神的な苦痛を考えると、弁護士さんに依頼するのが一般的。弁護士費用も人によりけりですが、相談料は1時間0~1万円ほどで、離婚の場合は着手金が15万~30万円前後。それに経費+成功報酬が加算されます。
調停から裁判になると、2倍とはならないまでも、それなりの経費がかかります。また財産のあるなしで成功報酬部分の金額は大きく変わります。浮気調査から裁判までに100万円くらいのおカネがかかるのはザラだと考えましょう。
それでも真実を知りたいですか!? 相手と争いますか? カウンセラーとしてはそれ以前に、話し合いで解決する道に寄り添いたいと、常日頃想っています。「浮気=離婚」だけが道ではありませんから。
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