意外に多い「夫からの三下り半」とその理由 いったい何が夫に離婚を決意させるのか?

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離婚を突きつけられた妻の半分は「夫婦仲は悪くなかった」と感じている (写真: よっしー / PIXTA)

「離婚相談の7割は、夫から離婚を言い渡された女性から。『昨日まで普通だったのに』と、降ってわいた夫からの『三下り半』にパニック状態の人も少なくないですね」

そう話すのは、“夫の気持ち研究家”として年間約1000件の離婚相談を受ける、夫婦カウンセラーの下木修一郎さん。離婚を突きつけられた妻の半分は「夫婦仲は悪くなかった」と感じているという。

「仲が悪く、ある程度、離婚も想定できたという女性は2割。3割の人は、むしろ『仲がいい』と思っている状態で、離婚を宣告されています」(下木さん、以下同)

妻から見れば突発的。でも、「夫からすれば、膨らんだ風船がたまたま今弾けたという感覚」と話す。

「離婚を宣言した夫に対する妻の印象は、おおむね『やさしい人』。『彼は何の不満もないと思っていた』という女性も多いです。でも、結局は我慢していただけ。『結婚して16年、俺は奴隷だった!』と言われる妻もいます。とはいえ、夫は計画的に離婚の準備をしていたわけではありません。毎日、ため込んだものが妻のたったひと言や行動で爆発し、離婚になるのが男なんです」

そして、1度、引き金を引いてしまうと、後戻りできないのも夫→妻の離婚の特徴。男性は名字も収入も変わることが少ないため離婚に突き進みやすく、プライドもあって、決意をひるがえせないのだ。

何が夫に離婚を決意させるのか!?

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

裁判所の平成27年度司法統計によると、男性からの離婚原因1〜3位は「性格が合わない」「精神的に虐待する」「家族親族と折り合いが悪い」とあり、以下、4位「異性関係」、5位「性的不調和」、6位「浪費する」……など、離婚原因を挙げるとさまざま。

だが、下木さんによると、根底にあるのは「妻に愛してほしかった」という少年のようなピュアハートなんだとか!

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