eスポーツは「五輪競技」として相応しいのか 「スポーツ扱い」されていない現実がある

印刷
A
A
5月27日に開催された「アジア競技大会 eスポーツ 日本代表選手選考会」。予選を勝ち抜き、見事『ウイニングイレブン2018』の日本代表となった杉村直紀選手(選手名:SOFIA)と相原翼選手(選手名:レバ)(筆者撮影)

8月18日~9月2日、インドネシア・ジャカルタで開催される「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」のデモンストレーション競技として行われるeスポーツ競技のタイトルが発表されました。競技タイトルは、『ウイニングイレブン 2018』『リーグ・オブ・レジェンド』『アリーナ・オブ・ヴァラー』『ハースストーン』『スタークラフト2』『クラッシュ・ロワイヤル』の6タイトルです。

次回のアジア競技大会では、正式メダル競技となるだけに、そのタイトル選出は注目されていました。

スポーツの国際大会に、eスポーツの導入は待ったなし

また、IOC(国際オリンピック委員会)は、五輪サミットにてeスポーツのオリンピック競技化に向けて検討を行うと発表しています。そして2019年に開催される「いきいき茨城ゆめ国体」では、文化プログラムの枠組みで『ウイニングイレブン』シリーズのeスポーツ大会が開催されることが発表されています。

もはやスポーツの国際、国内大会には、eスポーツの導入は待ったなしの状況と言えるのではないでしょうか。

ただ、eスポーツのオリンピック競技化には、まだまだ多くのハードルが残されています。その1つが、JOC(日本オリンピック委員会)の対応です。ゲームをスポーツとして定義することに慎重で、たとえオリンピック競技となったとしても、即座に日本代表として選手を派遣するかは微妙なところです。

一般的にも運動をしない、汗をかかないeスポーツは、スポーツとして認められないと言われています。IOCはeスポーツをスポーツと定義することに慎重ですが、それを乗り越えてアジア競技大会やオリンピックの競技種目となったとしても、今度は既存のスポーツファンに認められるのに時間がかかりそうです。

もちろん、オリンピック種目となれば、それだけでeスポーツに対する印象や考え方を変える人も出てきますが、同時に反感を買うのも目に見えています。

次ページeスポーツに対する印象が変わるか
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
「からあげ」業界、激烈なブームの「賞味期限」
「からあげ」業界、激烈なブームの「賞味期限」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT