「勉強熱」がハンパない中国人の凄まじい実態

歌番組より勉強番組が人気という過熱ぶり

中国人の「勉強熱」の凄まじさとは……(写真提供:未来商習院)

「今の中国人には、まだ足りないものがたくさんあるのです。20年後、自分はどうなっているのだろうか? このままでいいのだろうか? 仕事に関して、いろいろな不安や悩みを抱えていたとき、このビジネススクールの存在を知り、もっと成長したい、もっと学びたいという思いを強くしました」

4月下旬、私は中国・杭州で3日間行われたビジネススクール「未来商習院」の講座に参加する機会を得た。そこには中国各地で活躍する30~40代を中心とした若手経営者らが30~40人ほど集まっていたのだが、その中の一人、広東省深圳で家具製造などを手掛ける企業の経営者、代長民氏(45)にインタビューした際、彼が真剣な表情でこう語ってくれたのが印象的だった。

まるで真っ赤なマグマが噴き出しているよう

中国の経済発展は本当に目覚ましい。今あの国で起きている変化は、数百年に一度の革命といっても大げさではないくらいだ。それは日本にも部分的に伝わってきてはいるが、実際に中国に足を運び、多くの中国人と直に接してみると、中国の発展には、AIなどの側面だけでなく、中国人自身の学習意欲や精神的な成長が大きく関係しているように思う。

筆者は長年中国を取材しているが、現地に行くたびに、彼らの言動から、真っ赤なマグマがあふれ出して止まらなくなっているような、タケノコがコンクリートの厚い壁を突き破るような、そんな空恐ろしいほどのパワーを感じる。

彼らを猛然と前に突き動かしているのは、社会の激しすぎる変化についていかなければいけないという焦りや向上心、渇望といった目に見えないものだ。10年前には影も形もなかったスマホやウィーチャットが生活をするうえで欠かせないものとなり、スマホ決済は当たり前となった。1年前には存在しなかった無人スーパーや顔認証が始まるなど、社会の変化は日本よりもずっと速い。

そうした変化についていくために、ビジネススクールやセミナー、学習アプリなど、以前の中国にはあまり存在しなかった“大人のための学習サービス”の存在がある。

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